メニュー拡充は本当に正解か? 吉野家が直面するブランド喪失の危機

先日、土曜日の昼時に久しぶりに吉野家を訪れました。かつての吉野家といえば「早い・安い・うまい」の代名詞。食事にかける時間を極力短縮したいビジネスパーソンや学生にとっては、生活の一部に組み込まれた存在だったはずです。
しかし今回体験したのは、そのイメージとは大きく異なるものでした。牛丼並を注文しただけにもかかわらず、提供までに10〜15分も待たされ、店内は混雑と停滞感に包まれていました。アルバイトの方々の表情には疲労が色濃く、入店したお客様が諦めて帰る姿まで見られました。
果たして吉野家はどこに向かおうとしているのでしょうか。体験を入り口に、経営戦略の視点から考察していきたいと思います。

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